こんにちは、【腸もみ専門店】腸整サロン銀座店代表の堀内拓矢です。
(看護師、保健師資格あり)
この記事では、
「コロコロ便しか出ない原因とは?」
1、水分不足
2、ミネラル不足
3、ストレス
「コロコロ便が続くのを防ぐ市販薬を使わない対策」
1、水溶性食物繊維
2、天然塩
3、質の良い油
4、ストレス対策
についてお答えします。
コロコロ便しか出ない原因とは
僕は2019年から現在まで腸もみ専門のセラピストとして数多くのお客さまの施術に携わってきました。
便秘を改善したいというお客さまが多いですが、その中には「出たとしてもコロコロ便なんです」という悩みを持つ方が少なくありません。
今回はそんなお客さまの多くがコロコロ便含めて便秘が改善した方法を、市販薬を一切使わないやり方に絞ってお伝えします。
まずはコロコロ便になってしまう原因について触れてから、次項でその解決方法(対策)を詳しくお伝えします。
いずれの原因もちゃんと対策すれば、薬なんか使わなくてもちゃんとした形のお通じが出るように身体の状態が変わってきますのでご安心くださいね。
ではその原因について大きく3つに分けて順番に説明します。
1、水分不足
コロコロ便になってしまう理由として最も多いであろうものが水分不足です。
水分が不足すると便が硬くなるので大腸の中を便がスムーズに移動することができなくなります。
その結果、便が大腸内に長く留まることで便に含まれる水分が余分に腸に吸収されてしまうからです。
どういうことか説明します。
健康な状態であれば、便は8割が水分で残り2割を「食べかす」や「腸内細菌」、「剥がれた腸粘膜」が構成しております。
腸の役割の一つが水分を吸収することなので、大腸内に便が留まれば留まるほど便に含まれる水分が吸収されるため、便の形が崩れてコロコロしてきてしまうのです。
ですので、長時間大腸内に便を溜めないようにさせるのがコロコロ便を解消するポイントなのです。
また、水分は腸の動きを活発にする効果もあるので水分が足りていないことは便の状態と大腸の状態と両方に影響を与えてしまうのですね。
2、ミネラル不足
ミネラルの中でも『マグネシウム』には便を柔らかくさせる効果があります。
といいますのも、マグネシウムには便に水分を引き寄せる効果があるからです。
だからマグネシウムを摂ることがコロコロ便を防ぐためには重要なのですね。
ではなぜこの項目が『マグネシウム不足』ではなく『ミネラル不足』というタイトルなのでしょうか?
答えはシンプルです。
ミネラルは単体で摂取しても意味がないからです。
ミネラルは相互に影響し合うものなので、マグネシウムやカリウムや亜鉛など1つのミネラルだけを極端に多めに摂ったとしても肝心の効果は期待できないのです。
だからこそマグネシウムを摂って欲しいのですが、ミネラルをバランスよく摂取できるようにすることが大切なのです。
3、ストレス
ストレスが溜まると自律神経が乱れます。
その結果、大腸の動きが乱れるので便をスムーズに排泄させる力が弱まってしまいます。
なので便が大腸内に留まる時間が増えるので水分が余分に吸収されてしまうのでコロコロ便になるのです。
いわゆる『過敏性腸症候群』と呼ばれるものもここが原因で便秘になったりコロコロ便が出るようになりますね。
過敏性腸症候群とは簡単に言えば、「なんかよくわからないけど便通にトラブルが起きてますね〜」ってものを指します。
こういう病名が出ると難しいものだと思ってしまうでしょうが、心配はいりません。
ほとんどの場合は食事が整えば勝手に腸内環境が変わっていくものだからです。
コロコロ便が続くのを防ぐ市販薬を使わない対策
食事の改善こそが水分不足やミネラル不足などを解消してコロコロ便を改善させていく一番の近道です。
それはこれまでたくさんのお客さまと接してきた経験上間違いなく言えることだと思っております。
では改善策についてお伝えします。
コロコロ便の解消には水溶性の食物繊維と天然塩(自然塩)、質の良い油を摂ることが大切です。
量はそれぞれできる限りたくさん摂ってみてください。
さっそく具体的にお話ししますね。
1、水溶性食物繊維
水溶性の食物繊維には腸内の善玉菌を増やし、便を柔らかくさせる効果があります。
どういう食材に含まれるのかをざっくりというと、ヌルヌルネバネバしているような食材です。
主に海藻類全般、長芋・里芋・こんにゃくなどの芋類、オクラや納豆、らっきょう、なめこ、モロヘイヤ、オートミール、玄米、大麦などに含まれています。
ちなみに、これらは水溶性食物繊維を含むという意味でひとくくりで紹介しましたが、細かく見ると水溶性食物繊維の中にも種類があります。
そんな種類の名前は覚える必要が全くないですが、どの種類も万遍なく摂ったほうが改善する確率は高いです。
細かい分類はややこしくなるので個人的に採用している大きな分類をお伝えすると、『海藻類』『野菜・果物類』『その他』の3種類に分けています。
ですので野菜だけで水溶性食物繊維をとるというスタイルでなかなか結果が出ないという方は、そこに海藻類や玄米、オートミールなど違った種類の水溶性食物繊維を加えてみることをおすすめします。
ちなみに水分不足がコロコロ便の原因とは書きましたが、これは水をたくさん飲みましょうという意味ではなく水溶性食物繊維をたくさん摂りましょうという意味です。
水は喉が渇いたら飲めばいいものであって、無理やり飲むものではありません。
ちなみに僕自身は水を1日1リットル飲んでいるかどうかってレベルです。
2、天然塩
天然塩をすすめる理由は、天然塩に含まれるミネラル量のバランスが人間の身体が欲するミネラルの量や種類とかなり近いからです。
だからお客さまには効果があるかどうかわからないサプリを飲むくらいなら、天然塩を摂取したほうがいいですとお伝えしています。
塩だからそんなに食べないほうがいいのではないかと聞かれることが多いですが、天然塩には摂取上限はありません。
つまりどのくらい食べても問題はありません。
血圧を上げるものでもないのでそこも気にせず摂ってしまって大丈夫です。
また、食物繊維が豊富な海藻や玄米にもミネラルは豊富に含まれます。
天然塩と合わせて一緒に食べてみるといいですね。
天然塩は簡単に取れて効果が大きいのでご来店していただいたお客さま全員にオススメしています。
これ以上は本題とはズレるので天然塩の言及はこれ以上はしませんが、今お伝えしたようなミネラルの話やおすすめの天然塩、実際にすすめた天然塩を使ってみたお客さまの感想などをインスタにまとめています。
こんな表紙なので、興味ある方はぜひこのブログの一番下のトップページなどからインスタに飛んでもらって探してみてくださいませ。
3、質の良い油
油というのは人間が生きていく上で必ず必要なものですし、油のおかげで肌のターンオーバーが促進されるので美容効果も高まります。
とはいえその辺で手頃な価格で買える大型のボトルに詰められているような油では、酸化が進んでいたり素材が遺伝子組み換えされた素材で作られているなど根本が良くありません。
だからこそ質の良い油をとることが大切なのです。
油には便通をスムーズにさせる水溶性の食物繊維と似たような効果があります。
ですので、食物繊維と天然塩に加えて油も十分に摂っていただくことがコロコロ便を薬を使わずに解消するための大きな要素となります。
では質の良い油とは具体的にどんなものかをシンプルにお伝えしますね。
結論としては亜麻仁(アマニ)油、えごま油、ごま油、米油をおすすめします。
用途としては、非加熱で召し上がって欲しいのがアマニ油とえごま油で、加熱してもいい油がごま油と米油です。
理由はアマニ油やえごま油は熱に弱く、熱すると酸化しやすくなってしまいます。
酸化した油は胸焼けや胃もたれを起こすので、炒め物や揚げ物にはごま油や米油(我が家では米油を使用)を推奨しております。
ではそんな油の選び方についてもお話ししますね。
できるだけ『低温圧搾』という製法で作られた油を買ったください。
その方が味や栄養面が安定しております。
買うときにパッケージを確認していただければ、そう書いてあるものがありますので選び方の参考にしてください。
ちなみに、アマニ油やエゴマ油は質はいいですが酸化しやすいという特徴があります。
ですのでなるべく小さなサイズを買って、早いうちに使い切ってまた新しいものを買うというやり方をするといいですね。
4、ストレス対策
ぶっちゃけここに関してはそんなに言うことがないです。
優先順位としては基礎である食事が大切なので、まずこれまでお伝えしたような食事を取り入れてみてください。
その上でストレス対策としてやることは、『ストレスの根本原因からできる限り遠ざかる』『ぐっすりと眠る』『お風呂にゆっくりと浸かる』などがあります。
ストレスをうまく対処する方法なんて僕でもよくわかりません笑
けれど自律神経が乱れることで本来感じるストレスよりも強いストレスを感じてしまうことはよくあることです。
だからストレスに対処する方法というよりも、ストレスがあることを前提にこれ以上強くストレスを感じないための工夫が必要だと個人的に思います。
それこそが食生活の改善による腸内環境を整えることであり、よく寝たり、お風呂や自然の中でリラックスすることなのです。
以上、『コロコロ便しか出ない!市販薬を使わない具体的な改善方法』について腸もみのプロの視点からお伝えしました。
腸整サロン銀座店では小腸内に溜まった宿便を腸もみで減らし、誰でも取り組めるレベルの食事指導を行っています。
その結果、ほとんどの方が3ヶ月以内には腸内環境が変化して悩みが解消される経験をしております。
詳細は当サロンのホームページをご確認ください。
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