こんにちは、【腸もみ専門店】腸整サロン銀座店代表の堀内拓矢です。
(看護師、保健師資格あり)
この記事では、
「小腸もみとは?」
1、小腸もみとは
2、小腸の役割
「小腸もみの効果」
「小腸もみと大腸をもむのは何か違いがあるのか」
についてお答えします。
小腸もみとは?
1.小腸もみとは
なぜ腸もみは腸もみでも、小腸なのかって思いますよね。
理由はいわゆる宿便という身体に溜まった本来出すべき老廃物が小腸に溜まっているからです。
え?大腸じゃないの?ってよく聞かれますが、小腸です。
なぜ大腸に無いと言えるのかといいますと、例えば術前検査で内視鏡を挿れる場合は大量の下剤を飲んで大腸内を空にさせる必要があります。
つまり、医療機関に行くなどで何かしらの方法を使えばすぐに大腸内は空っぽにさせることができるのです。
※もちろん完全に空っぽになるわけではない場合もありますし、大腸内にある憩室内に宿便が溜まってしまうこともあるでしょうが、それ自体は大きな影響はないのでスルーしても差し支えないものといたします。
そんなに楽でいいならわざわざ腸もみで宿便を出しましょうという人は多分いなくなるんじゃないかと思います。
しかし現実として大腸をその瞬間に綺麗にしたとしても、腸内環境が長期的に大きく変わることはございません。
なぜなら大腸に溜まっているただ単に出にくくなった便と年単位で小腸内にくすぶっている宿便とでは、全くその性質が違うからです。
宿便は万病の元といっても過言では無いレベルで身体には悪影響をもたらしますが、その点は『小腸もみの効果』で詳しくお伝えします。
そして小腸内の宿便は医療機関では現状取ることはできません。
だからこそ物理的な刺激を加えて宿便が取れていくようなアプローチとして小腸もみを当サロンでは行なっているのです。
腸もみを受けようと思うくらいに腸内環境が悪化している場合は、少しでも小腸内を綺麗にした方が長期的に腸の健康を維持することができます。
2.小腸の役割
小腸の機能には『栄養分の吸収と輸送』と『血液を作る』、『ウイルスや病原体の体内への侵入を防ぐ』、『幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの元を作る』などがあります。
どれもすごく重要なことですが、あまり知られていない印象がありますね。
この中で今回の記事の内容と深い関わりがあるのが『栄養分の吸収と輸送』であり、とくに栄養の吸収という部分が小腸もみにおいては重要です。
その理由は、小腸内に溜まる宿便が多ければ多いほど吸収される栄養の質が悪化するからです。
どういうことかを説明する前に、まず宿便についてお伝えしますね。
宿便には一般的な定義はありませんが、当サロンでは食べたものの一部が排泄されずに小腸内に留まったものとお客さまに説明しています。
特に動物性食品、乳製品、質の悪い油(市販の揚げ物に使われているような油)、小麦、添加物や保存料を含んだものなどが宿便として溜まりやすい傾向にあります。
こうしてみると、毒素が強くてさっさと身体から出しておきたいものほど排泄されにくいと思っておいた方がいいかもしれませんね笑
そしてこれまで食べてきた食事の一部が何年あるいは何十年と体内に残っているので、割とたくさん溜まってしまっていると考えられます。
ちなみにどのくらい溜まっているのかについては個人差こそありますが、5kg以上溜まっていることもあると思っておいてほしいです。
溜まっている場所としては小腸の表面にある柔毛と呼ばれる突起物の周囲に点在していたり、小腸や大腸に存在する憩室という部分に溜まっていると思われます。
要は僕たちが想像している以上にはたくさん溜まっていると考えていただいて大丈夫です。
ちなみに宿便が出た場合、外見的な要素で判断できる場合とそうでない場合があります。
わかりやすいパターンでは、普段のお通じと比べて色が違う、見た目が少し異なる、強烈な臭いを発しているなどの便が出るときです。
しかし誰しもがこのいずれかに当てはまるわけではありません。
安心していただきたいのが、そのような変化が見られなかった場合でも宿便が出ていないわけではありません。
人によってわかりにくい方もいらっしゃいます。
閲覧注意とさせていただきますが、30万人以上の患者さんを見てきたバーナード・ジェンセン博士の著書『汚れた腸が病気をつくる―腸をクリーンにする究極的方法』には宿便の画像が掲載されておりますので載せておきます。(画像は他サイトからの転載)
出展:https://plaza.rakuten.co.jp/kenko100nokai/diary/200805130000/
画像としては衝撃度は高いかと思われますが、なにも出るときはこんなに連なって出ることはほぼないと思いますが、参考としてみておくといいかと思います。
では小腸の役割における栄養の吸収と、宿便がある分だけ吸収される栄養の質が落ちるという部分に話を戻しますね。
前置きが長くなってしまいましたが、小腸もみが大切である理由をお伝えするために必要なことでしたので、その理由と合わせて栄養の質が悪化するということを解説いたします。
小腸もみの効果
栄養の吸収とは食べたものが小腸を経由して体内に取り入れられているのですが、その際に宿便の存在が大きく影響してしまうのです。
小腸には本来身体の外に排泄されるべき便が年単位で溜まってしまっているのですから、それはもう毒を溜め込んでいるのと同じです。
つまり栄養と一緒に宿便の毒素も栄養と一緒に体内に吸収されてしまうのです。
すると、それを受け取った血液が汚れてしまいます。
我々の身体を構成しているのは一つ一つの細胞の塊ですが、その細胞を養っているのが血液です。
したがって血液が汚れれば少なからず細胞がダメージを受けてしまいます。
また、先ほど紹介した宿便が溜まりやすい食事は、一般的にも腸内環境を乱しやすい食品群です(特に日本人の腸内環境に合わない傾向が強い)。
便秘や下痢、お通じの硬さや大きさなどを見て、ちょっと腸の調子が良くなさそうだな〜と思われる状況が続いているようであれば、間違いなく小腸内にもより多くの宿便が溜まっていると考えていいでしょう。
宿便が多いということは、その分宿便に邪魔されて小腸の働きが悪くなってしまいます。
そうなれば『栄養分の吸収と輸送』、『血液を作る』、『ウイルスや病原体の体内への侵入を防ぐ』、『幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの元を作る』などのパフォーマンスが全体的に落ちてしまうのですね。
それを防ぐためにも宿便はなるべく少なくするに越したことはありません。
だからこそ、その小腸内に溜まっている宿便を出すことに特化した小腸もみが大事です。
余談ですが宿便を出す方法は小腸もみ以外では『ファスティング』という方法がございます。
僕はファスティングでも実際にたくさん宿便を出したことがありますが、施術の方が直接的で早いという利点はありますね。
つまるところ小腸もみの効果は宿便を出すことにより、腸内環境を綺麗にすることにあります
腸内環境が綺麗になれば、あとは身体に元から備わっている機能が働いて勝手に身体が良くなっていきます。
小腸もみと大腸をもむのは何か違いがあるのか
結論としては小腸と大腸をもむのでは、その効果はぜんぜん違います。
それはこれまでお伝えしてきた通り、宿便は小腸にあるからであり、宿便が少なくなればなるほど身体は本来の調子を取り戻すからです。
だからこそ宿便が取れるように促すことが腸もみの意義だと思っています。
それが結果的に腸内環境はもちろん、腸内の枠を飛び越えて身体に起きている悩みの解消に繋がるからです。
しかし施術だけでは意味がありません。
どれだけ優れた施術師が最高の技術で施術しても、普段のお食事があなたの身体に合わないものであれば宿便として溜まりやすいという特徴があるからです。
そこで当サロンでは食事指導をベースに腸もみを行なっています。
その人その人でどんな食事が合うのかはお話を聞かないとわかりませんし、実際に食事を摂っていただかなければわかりません。
食事が合っていれば不調が起きるなんてことはないと思ってもらっていいです。(好転反応は除きます。これに関してはお客さまによるので詳しくお話を聞きながら個別でお伝えしております)
ですから小腸をもんで宿便をほぐして排泄させやすくすることと、自分に合う食事を摂りできるだけ宿便を溜めないようにすることが今ある不調を取り除くための無理のない近道です。
ただでさえ腸もみ自体がまだまだ珍しい施術ですが、そこにきて”小腸もみ”と言われてもよくわからなかったかと思いますが、この記事で少しでもその理解が深まれば幸いです。
関連記事:腸もみのやり方は簡単!セルフマッサージの方法とは?
以上、『小腸もみの効果とは?大腸との違いはあるのか』についてお伝えしました。
腸整サロン銀座店では小腸内に溜まった宿便を腸もみで減らし、誰でも取り組めるレベルの食事指導を行っています。
その結果、ほとんどの方が3ヶ月以内には腸内環境が変化して悩みが解消される経験をしております。
詳細は当サロンのホームページをご確認ください。
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