牛乳は健康や腸内環境に悪い?下痢など腸によくない4つの理由と対策

健康 食事

こんにちは、

【腸もみ専門店】腸整サロン銀座店代表の

堀内拓矢です。

(看護師、保健師資格あり

2019年10月サロン開業)

 

この記事では、

「牛乳は健康や腸内環境に悪いのか?」

「牛乳が下痢など腸に良くない4つの理由」

①乳糖不耐症

②カルシウム不足になる

③カゼイン

④牛の劣悪な飼育環境

「何に対策して牛乳を飲めばいいのか?」

についてお答えします。

 

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牛乳は健康や腸内環境に悪いのか?

 

結論からお伝えすると

牛乳は健康のために飲むのもではなく、

嗜好品という位置付けで考えてるといいです。

 

むしろ身体のために飲むことを習慣化させると

圧倒的に身体に不調をきたすことの方が多いため

飲むならたまに飲むことをおすすめします。

 

これは何も決して

「牛乳を飲むな」ということではありません。

 

牛乳自体のデメリットを理解した上で

飲む飲まないは自由です。

 

ただ多くの方はデメリットは特になく

健康にいいものだと思って飲まれる方が多い印象なので、

そうではないですよということをお伝えする

内容の記事です。

 

実際に2018年に約1万人に対して施行された

『牛乳の飲用』に関するインターネット調査結果では、

約8割の方が牛乳を飲むと回答しました。

 

飲む理由としては

コーヒーに混ぜるためとか、

おいしいからという理由もありましたが、

ほとんどが「カルシウムが取れる」「栄養が豊富」

といった「健康のため」という目的で

飲んでいることがわかりました。

 

 

ではそもそもなぜ我々日本人は

牛乳を身体にいいものだと

思っているのでしょうか?

 

それはアメリカの博士の育児書が

きっかけの1つだと言われております。

 

牛乳や乳製品を積極的に取るように

書いてあったその育児書は

日本でも大ヒットを記録しました。

 

しかし、博士は晩年になって

牛乳を取るのは良くないということに気がつき

改訂した本を出版したのですが、

その本は日本には入ってこなかったのです。

 

今でこそ牛乳のデメリットを伝えている

書籍や著名人は増えてきていますが、

まだまだそれが広く浸透しているとは

言い難い状況です。

 

そこで、牛乳はどんな点で不調をきたす原因と

なり得るのかについて詳しくお伝えしていきます。

 

牛乳が下痢など腸によくない4つの理由

 

牛乳が不調をきたす可能性が高い理由を

大きく4つに絞ってお伝えします。

 

①乳糖不耐症

 

乳糖不耐症とは、

乳糖(ラクトース)を分解するラクターゼという

消化酵素の小腸での分泌不足

が原因で起こります。

 

乳糖を消化吸収できないため、

乳糖は小腸を通過して大腸に入り

腸内細菌により発酵し、

お腹がごろごろする、お腹が張る、下痢

などの症状を引き起こします。

 

また大人になると

ラクターゼ分泌が減少することが多いので、

子どものころは冷たい牛乳でも平気だったのに

大人になってから苦手になるパターンもあります。

 

 

乳糖は主に牛乳をはじめとする

乳製品に含まれている糖なのですが、

なんと日本人の約8割が乳糖不耐症にあたる

ともいわれています。

(文献によって割合の数字が違うこともあります)

 

つまり日本人である以上、

牛乳は摂らない方が健康にいい確率が高い

と言えます。

 

乳糖不耐症の方におすすめしたい

牛乳については後ほど詳しくお伝えしますね。

 

②カルシウム不足になる

 

牛乳自体には確かにカルシウムは大量に含まれます。

しかし肝心なことはカルシウムの吸収率です。

 

どれだけカルシウムが含まれていても

体内に取り入れられないなら

意味がないですからね。

 

実はカルシウムの吸収を促進してくれる栄養素には、

ビタミンDやマグネシウムなどがあり、

逆に吸収を阻害する要素にはリンの”多量”摂取があります。

 

つまりリンを大量に取ると

カルシウムの吸収率が悪化するのですが、

牛乳にはリンが比較的多く含まれています。

 

ちなみにマグネシウムは骨の材料になるのと同時に、

酵素として重要な働きを持っています。

さらに血液中を流れる

カルシウムとタンパク質、リンの割合を調節し、

血液が過度にアルカリ、あるいは酸性に傾くのを防ぎます

 

しかし牛乳にはマグネシウムが少なく、

リンとタンパク質の量が多いので

血液を酸性に傾けてしまいます。

 

血液が酸性に傾くと、

それを抑えるために血液にアルカリの成分を

増やそうとする身体の反応が起こります。

 

その結果、

骨からカルシウムが失われます

 

 

実はカルシウムは血液を弱アルカリ性に保つ働きがあるので、

酸性に偏った時に骨からカルシウムを放出させ

血液の酸性アルカリ性のバランスを保とうとするのです。

 

ですので、

実は牛乳を飲む子どもほど骨折率が高かったり、

牛乳を飲むお年寄りに骨粗鬆症の発生率が

高くなる例が見られます。

 

例えば世界的に牛乳消費量が多いフィンランドでは

骨折の発生量が大幅に増加したというデータがあります。

 

また、ノルウェーでは牛乳こそが骨粗鬆症の原因である

と決定づけました。

 

ですのでもし牛乳を飲まれる際は、

ミネラルを十分にとって

カルシウムを吸収できるような準備

整えておくといいでしょう

 

③カゼイン

 

牛乳に限らず乳製品全般に言えることですが、

乳製品に含まれる『カゼイン』には

快楽を伴う依存性のある物質が含まれております。

 

これだけでもいい気はしませんが、

カゼインを消化する酵素を人間は持っていません

 

つまり摂取するほど腸に負担がかかり、

炎症の原因になります。

 

有名なテニスプレイヤーにジョコビッチ選手がおりますが、

彼は著書の中で自分の躍進が

グルテンとカゼインを除去した食事術

「グルテン・フリー、カゼイン・フリー」

のおかげと語っている逸話があるほどです。

 

④牛の劣悪な飼育環境

 

日本の畜産では、

生産効率を上げるために

繋ぎっぱなしでの飼育が一般的です。

 

それに加えて、

早く大きくなって出荷できるように成長促進剤

病気にならないように抗生剤をどんどん投与され、

消化不良を起こすような栄養価が高いが安く手に入る

遺伝子組み換えの餌

どんどん食べさせられます。

 

繋ぎっぱなしで自由がない上に、

子どもが生まれても

すぐに引き剥がされる生活が一生続きます。

 

実は牛はけっこう賢い動物なので、

これらの事象により相当なストレスが溜まります。

 

もし自分が同じ立場だったら・・・

と思うとイメージしやすいですよね。

 

野菜であれば農薬や化学肥料で作りましたと聞けば

自然栽培の方が美味しくて栄養素もあると

分かりやすいものですが、

食肉や牛乳を出す牛もほとんどは全く同じようなものなのに

身近ではない分イメージがどうしてもしにくいです。

 

牛乳とは脂肪分がからこそ白く見えますが、

ようは血液と同じものです。

(母乳が血液なのでそれと全く同じです)

 

つまり抗生剤や本来のエサではない

遺伝子組み換えを中心としたエサで育てば

当然血液の質は悪くなってしまいます。

 

何に対策して牛乳を飲めばいいのか?

 

それでは、最後に身体にいい牛乳についてお伝えします。

 

まず先ほど乳糖不耐症の方でも

おすすめしやすい牛乳についてお伝えすると

『アカディ』です。

 

これは乳糖をあらかじめ酵素で分解した牛乳

なので乳糖不耐症の場合でも安心して

飲むことができます。

 

また、伸び伸びと放牧されて

自由度の高い環境で育った牛から摂れる

牛乳もだいぶ質はいいです。

 

まあ書いておいてなんですが、

そういう牛乳を日常的に飲むのは

現実的なプランではありません。

 

ですので今回の話をまとめると、

牛乳は嗜好品としてたまに飲むことを

おすすめします。

 

おすすめの書籍:

パンと牛乳は今すぐやめなさい!』

『牛乳は子どもによくない 』

 

以上、

『牛乳は健康や腸内環境に悪い?

下痢など腸によくない4つの理由と対策

についてお伝えしました。

 

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